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オーロラ・シャクティ

Author:オーロラ・シャクティ
オーロラ・エナジー日記にようこそ!
瞑想と家族を愛し、セラピストとして豊かな経験を持つBodhini(ボディーニ)と、その仲間 Jnana(ニャーナ)の日々の出来事です。


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こんにちは、加藤です。今日もお邪魔しますね。

今年の6月に俳優の地井武男さんが70才で亡くなりましたね。
地井武男さんは絵が趣味で、ご自身もテレビ朝日の番組
「ちい散歩」の中でも絵手紙を紹介していました。
実は、10年以上前、彼の絵から性格傾向を見るというテレビ局の企画で
オーロラが取材を受け、彼とご縁を持ちました。
まずは、彼を悼んで、感謝と共に彼の絵を紹介することにしましょう。
どんなふうに感じるかな?

うさぎ

冬枯れ

どうですか? ちょっと意外な感じかな? 
日頃ソフトでいい人の役割が多かったので、
絵は、それと違って、暗い感じがすると思われた方も多いんじゃないかな?
そうなんだよね、全体的に暗く、重苦しい感じがするね。
ちょうど、この頃、彼は役者としてより、バラエティの方でブレイクする兆しがあり、本人もどちらの路線で行こうか迷っていたときの作品群だよ。
そして、今日は、たくさんの彼の絵の中から一部をピックアップして、
その才能とその活かし方について見ていくね。

まず、彼の才能を見てみましょう。

1枚目の絵は、うさぎがかごを持っている絵。
収穫の実りが落ちてくるのを待っているところだね。
うさぎはトリックスター(ユング心理学の元型:アーキタイパルイメージ、の一つ。実質の王としての知恵をつかさどるもの)。
彼は男性なんだけど、ファンタジーの絵やうさぎというかわいらしい象徴を選んで描いているところから、内面は女性的であることが伺えるね。
つまり、目的達成的でばりばり行動したり、主義主張を通すより、
うさぎのように聞き耳を立て状況判断し、
協調性に富み、愛とか知恵、感性が勝っている人のようだね。

2枚の絵も、「冬枯れの木」というタイトルがついているけど、
この木の枝ぶりは見事で、豊かに描かれているね。
バウムテスト(樹木画)の分析から、
幾重にも重なって伸びている小枝の描き方は、
彼が多彩な才能や感性の持ち主であること、そして、
状況の全体的把握ができる頭のいい人であることが読み取れるね。
微細な光と影のさじ加減からは、
やさしさや繊細さが感じられ、「ちい散歩」で見せたスタッフ一人ひとりへの気配りはまさにこの小枝が象徴的に表しているね。

ただ、2枚の絵とも、「実りを待つ」、「冬枯れ―春を待つ」など、「待つ」とは女性性の一側面で、受け身の受動タイプだったことが伺えるね。
おそらく、仕事に関しても、自分で積極的に売り込みをし行動していくより、
来た仕事を器用にこなすタイプだったかもしれない…。
もちろん、これは、彼の暖かくてやさしい人柄によるところ大なのだろうけど、アートセラピーからこれらの絵を見ると、
自分の才能を充分に発揮できていたかどうか、どうしても疑問が残る。
なぜかというと、2枚目の絵は冬枯れだね。
才能を凍らせていると見ることができるからね。
では、充分に発揮できなかった原因は何かな? 

橋

上の絵は、彼が海外に取材に行ったとき描いたものだそうだよ。
一番目立つのは橋。
彼が、2つの世界、人と人、地域で生活している人と自分等つながりや絆を大切にしていたことがわかる。
他者や周囲に暖かな思いやりをかけられる人だったのではないかな?
でも、この橋、少々無理があるね。
「冬枯れの木」も豊かな小枝の樹冠の割に根が希薄で、
しかも幹はところどころ白く抜けているところが見える。
おそらく、周囲の意向を優先させ、
自分を押し殺していたところがあるんじゃないかな? 

芸術家は強烈な個性や自己表現が求められるので、
役者としてやっていくには、少し希薄なところがあったかもしれない。
バラエティや「ちい散歩」への道は、彼の才能というより、
人柄や彼の女性的な特質を生かした道だったかもしれないね。

もちろん彼はそこで評価を得、多くの人から愛されたわけだから、
それはそれでいいのだけれど、個人的には、これらの絵を見ていると、
彼は本当にそれを望んでいたのだろうか? とフト疑問がよぎる。
それより、この重苦しい絵からは、もっと強烈に自分を外に表現したい、
または才能を縦横に開花させたい、という声が聞こえてくる。
本当は、トップの役者としてやっていきたい、
というのが本音だったのではなかったかしら!?

塔

上の絵は、塔の絵。
おそらく、これも旅先で描いた絵。
塔は、幽閉された魂。
重苦しい絵だけど、もし、これが彼の心象風景だとしたら、しんどいよね。
たくさんの才能や感性、そして自分の正直な思いを
塔に閉じ込めていたような気がする。
本当に自由にしてあげたいって思うよね。
え? どうすればいいのかって?

そうね、そこもアートセラピーから見てみようか。
まず、ずっと「待ち」の絵が多いでしょ?
あなた次第、環境次第ではなく、自分で目標を持ち、
それに向かって行動する必要があるね。
周りから良い人と評価される人の中には、
自分のための行動は二の次で、他人を優先させてしまう。
でも、才能を活かすためには、自分自身に対して、そして自分のやりたいことに貪欲で、それに見合う努力をする必要があるんだよ。
やりたいことを獲得するには外側への表現、
つまり、しっかり行動を起こしてね。
自分の才能に自信が持てないために、良い人にならないでね。
これ、ごまかしだよ。

そしてね、これだけ豊かに才能や感性を持っているのに、
彼の絵は固く、知性的、理性的な描き方だね。
ここを打ち壊すためには、役を選ぶ必要もあったかも。
ソフトないい人の役が多かったけど、
それだけだとさらに自分を枠にはめていくことになる。
特に頭のいい人だから、こなせるだけに苦しいね。
もっと感情的、それもむきだしの感情を表現できる悪役や敵役
…やくざ映画の組長とかね。
役者さんは、疑似体験だけど、
役になりきることで自分を解放していくことができるからね…。
一つの概念、一つのやり方、または周囲からの期待に応えるような選択だけだとその枠にはまってしまってにっちもさっちもいかなくなってしまう。
これも要注意だね。
これは地井さんのことだけじゃないよ。
みんなの人生についても同じことだよ。
自分の役割を取り外して、
他人にどう思われようと本能のまま暴れてみるのも素敵だね。

最後に次の絵を紹介するね。
これは、きれいな水彩の「風景画」の裏側に描かれていた絵だよ。
アートセラピーをやっている人は、2枚画法については習ったよね。
裏側に描かれている絵には、本人の本音が現れるって…。
忍耐強く整えられた1枚目の「風景画」の裏側に、
海辺を自由に駆け巡る少年の姿がいるね。
犬をお供に砂浜を喜んでかけっている。
わぁー、楽しそう…。
彼は、本来、自由で囚われない軽やかさを持った
永遠の夢見る少年だったんだね。
この広がり、伸びやかさ、自由さ、かったつさを、役者としてやりたいことをやる中で実現できたなら、もっと魅力的だったかも…。
でも、この絵って「ちい散歩」そのもの。
やっぱり、あたり役だったんだね。

少年と犬

今日は、地井武男さんの絵から才能の活かし方について見たよ。
絵は、今、あなたが置かれている現状認識を教えてくれる。
絵からフィードバックされたメッセージを受け取り、
さらなる成長飛躍へ行動化することができるんだね。
みんなもがんばれ!!

最後にやさしかった彼に、心からご冥福をお祈りします。

それでは、またね
愛を込めて

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