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オーロラ・シャクティ

Author:オーロラ・シャクティ
オーロラ・エナジー日記にようこそ!
瞑想と家族を愛し、セラピストとして豊かな経験を持つBodhini(ボディーニ)と、その仲間 Jnana(ニャーナ)の日々の出来事です。


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こんにちは、加藤です。今日もお邪魔しますね。

よい妻、よい母、よい嫁として数年間…
なんせ、自分に無理しちゃったね…
子育てにも家庭にも閉塞感…
…逃れたいけど…
どうにもならない…

それと入れ替わるように、
フツフツと仕事復帰の願望が湧いてくる。
やりたいことをしたい!
精神医療の現場に戻りたい!
アートセラピーをしたい!
日に日に、それは大きな塊となって…。
何かもかも捨てて実現したい、と願うほどになっていった。

下の子が2才になる少し前だったかな…
そんな思いを持ちながら、
以前勤めていた川崎市社会復帰医療センターの所長が、
千葉県市川市にある国立精神衛生研究所にいることを知り
訪ねていった。
話はとんとん拍子に進み、国立精神衛生研究所の
スタッフとして入所することができた。
通所の精神障害者のデイケアーを見ることになり…
担当は、もちろん絵画のクラス。

当時の国立精神衛生研究所は、精神医療の現場では
最先端の理念に基づいて実践的に行われていた。
治療というプロセスを通して、それに関わるすべての人が
相互に成長するという治療共同体としての捉え方をしていた。
このため、医療スタッフもメンバーと呼ばれる患者さんも同等で、
医療スタッフになるには、
メンバーによる受け入れ面接を受けなければならなかった。
おもしろくて斬新なシステムだよね。

幼少期から人間関係がうまくいかないことが多くて、
わかってもらえないとか、認めてもらえないとか
ぶつくさ思っていた私だけど…。
国立精神衛生研究所ではまるごと受け止めてもらえたんだ。
スタッフの理念やとらえ方、ゆとりのある許容的雰囲気は、
安心して、いつしか私は丸裸になっちゃった。
何を言っても許され…
正直さを出しても受け入れてもらえる素地がしっかりあって…
私はこの場でずいぶん自己受容したかな。
生まれ変わることができたんだよ。
ありがたいことだよね。

だから、水を得た魚のようだったよ、私…。
メンバーと関われること、アートセラピーをできること、
うれしくて、うれしくてたまらなかったな。
一本の線、一つの色に感動しちゃう。
その感動が伝わるから、メンバーも喜んでくれてね、
絵画のセッションはすごい人気になったんだよ。

統合失調症のメンバーと絵を描いて、
駅や銀行、デパートで展覧会をしたりした。
だけど、普通の絵画の展覧会じゃないんだよ。

「ぼくたちは心の病なんだ。こんなに辛い孤独な世界に住んでいる。
絵を通して、それをみんなに知ってほしい、訴えたい!」
それがコンセプトだった。

だから、絵の下にそのときの病状やコメントを書いての
展示だったんだよ。
「今にもふりおとされそうな長い長い綱ばしごの上を揺れながら
一歩一歩歩いていく。
これが僕たちの心境なんだ」
苦しくしんどい文と絵。

彼らの住んでいる世界を何度も何度も絵によって垣間見せてもらった。
私もそのたびにつらくなった…。
そして、よく彼らはここまで絵を描いてくれたと思う。
生きている絵。
戦っている絵。
苦しんでいる絵。
もがいている絵…。

ありがたくて、いとおしくて、メンバーの一人一人に
心から「ありがとう」と言った。
そして、この展覧会は、何度も何度もやったよ。
そのたびに、いろんな反響をもらった。

その後仕事も増えていったし、病院や保健所等、
いろいろなところでアートセラピーの仕事に就くことができた。
日本芸療法学会の事務局のある神経研究所付属晴和病院にも
研究員として入ることができ、たくさんの臨床と研究に従事。

江戸川区小岩保健所の精神障害者の
通所デイケアーの講師もやったよ。
このときはね、患者さんと一緒に貼り絵を制作し、
それが宝くじの絵柄として採用されたんだよ。
次の絵がコレ!

宝くじ

タイトルは、「たぬどんのお散歩」。
実際には、畳一畳分もある大きなものなんだよ。

保健所をあげて、みんなでこの宝くじを買ったよ!
でも、1枚もあたらなかった…がっくし。

なんせ、そんなこんなで、次々次々…
忙しさも倍増…2人の子どもを連れて、職場に出かけることもしばしば…
もちろん、家事も子育ても手抜きなしだよ…
仕事ができることがうれしかったから、そのためには何でもやった…

だけどね…外側は、そんなふうに順風満帆で、大好きな仕事ができて充実していたんだけど、
その当時、描いていた絵はこれね!

迷路 1

1枚目の絵は、迷路のテーマだね。
この絵のシリーズはたくさん描いたよ。
時計を描いていて、焦っているのがわかるね。
それに線路。どこに行くか道を探しているようだね。


ファンタジー

そして2枚目、これはファンタジーの絵。
帽子の精の物語を作りながら突破口を探している。
出口はどこにあるんだろうね。
まだ見えない。


うつ 3

3枚目は、寂りょう感あふれるエネルギーのないうつ傾向の絵だね。
青や紫で描かれ、山々が連なり、未来が封じられ見えないのがよくわかるね。


絵は、正直だね。
マインドは、やることや達成感、快感にごまかされていい気分になっていても、絵はそうじゃなかった…
私自身も絵を描いてびっくりしたよ。
自分の状態がフィードバックされたからね。
つまり、またしても、道を探し…迷っていたんだね。

私がもともともっている不安や焦燥感…
仕事では埋めることのできない寂りょう感、孤立感…
やっても、やっても満足できない想い…
心の空洞がはっきりと見えた。

あんなにほしいと思って手に入れた仕事なのに…
ああ、私を満たすものって、
家庭でもない、仕事でもないんだ…
人でも、やりがいでもない…

今回は、ここまでね。

愛を込めて

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まとめtyaiました【水を得た魚―アートセラピーの仕事に復職】

こんにちは、加藤です。今日もお邪魔しますね。よい妻、よい母、よい嫁として数年間…なんせ、自分に無理しちゃったね…子育てにも家庭にも閉塞感……逃れたいけど…どうにもならない…それと入れ替わるように、フツフツと仕事復帰の願望が湧いてくる。やりたいことをした...

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