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オーロラ・シャクティ

Author:オーロラ・シャクティ
オーロラ・エナジー日記にようこそ!
瞑想と家族を愛し、セラピストとして豊かな経験を持つBodhini(ボディーニ)と、その仲間 Jnana(ニャーナ)の日々の出来事です。


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こんにちは、加藤です。
今日もお邪魔しますね。

第4弾として、コロナ下の絵から、子どもたちの訴えに耳を傾けてみよう!
今回は、過適応の子どもの絵を取り上げるよ。
過適応とは、両親や先生、周りの顔色を見て、周囲の要求を自分より優先するために、自分を押し殺してしまう傾向を言うね。

具体的には、「お母さんにほめられたい」、「いい子でいなくっちゃ」、「先生やお友だちのお手本にならなくちゃ」等々、ちょっと人に合わせ、背伸びしたりする傾向もあるかな。

絵の特徴では、物の形の枠取りから先に描き色を塗る、または、概念的な絵であったりして動きのない絵として描かれることが多いよ。
自分でも「こうすべき」、「こうしなくては」、「こうするのが当然」と思っているから、自然と、規範としての枠が出てきてしまうんだね。

そして、コロナ下では、子どもにもいろいろな規制がかかるね。
また、子どもも自然と「親の言うことを聞かなくっちゃ」、とか、「大好きな親にほめられたいから、親の期待に応えよう」と思うから、こうした絵が出やすくなるんだね。

では、子どもたちの絵を紹介するよ。
とてもいい子の絵なんだけど、その裏側に隠れている子どもの本音に耳を傾けてみるね。

えんせい
まん中の白ねこはお母さんとのこと。
右の青いねこが本人だね。
白ねこの周りにおんぶや抱っこしている小さいねこ達は、お母さんにベッタリ甘えたいと言っているんだね。

パンダ
一生懸命描いているね!
まじめで、ガンバっているな、て思うよ。
パンダは、形を描いてから色を塗っているね。
その一方で、右上の黄色い太陽がすごいね!
黄色い太陽は甘えを表すんだけど、心の本音は「甘えたい!」って訴えているんだね。

サクラ
堂々としたきれいな桜が描かれているね。
アートセラピーとしてみると、この中心にある桜は親を表すね。
右側に本人が描かれていて、心の中では親の庇護を求めているんだね。

ネコ
ねこに注目だね。
肌色で、手をつないで描かれているね。
肌色はスキンシップの色だね。
お母さんと一緒にいたい、スキンシップがほしいと訴えているようだね。

こういう絵を描くとき、子どもは頑張っていたり、しっかりしなくては、と思っているから、わかりにくいけど、よ~~く絵に耳を澄ますと、子どもが訴えている声が聞こえる。
「こわいからお母さんと一緒にいたい」、「お母さんのそばで守って」、「あったかくしてよう~」とか。

私はね、こうした言葉にならない声に、たくさんのお母さんや先生が耳を傾けてほしいのです。
ここで親御さんにお願いです。
コロナ下で、子どもも頑張っています。
親は子どもをギュッと抱きしめてあげてほしいのです。

そして、先生や周りの大人にもお願いです。
「あなたたちは、私の本当の子どもだよ。
そして、一人一人を、心の中でいつもギュッとしているよ」
と言ってあげてほしいのです。

子どもの頃の受け止められた体験は、大人になっての自己信頼や自己肯定感につながっていくからね。
また、最近、ヤングケアラーの問題もクローズアップされているけど、子どもの時期に甘えられないと、大人になってから依存傾向や満たされなかった欲求に悩んでしまうからね。

すべての子どもと親に愛を送ります。
愛を込めて


こんにちは、加藤です。
今日もお邪魔しますね。

第3弾として、コロナ下の絵から子どもたちの訴えに耳を傾けてみよう!
今回は、アンビバレンツ(両価的)な絵を取り上げるよ。
人にはペルソナという対外的な仮面の部分とシャドウという本音や心の影の部分があるね。
この2つに分裂した心のことをアンビバレンツ(両価的)と言うね。

具体的には、ペルソナは、
「良い子でいなくては」
「明るく元気でいなくては」
「親の言いつけは守るよ」等々、学校や社会に見せる良い子ちゃんの仮面だね。

その一方で、シャドウは、
「こんなことやってられない! 私は怒っているんだ」
「ホントはさみしい、泣きたいよ」
「こんなに頑張らなきゃいけないなんて、苦しい~~」等々、ぐちや怒りなど悪い子ちゃんの仮面だね。

コロナ下では、子どもたちは「良い子」であることを求められるね。
それは、コロナの感染予防のためであったり、または、親も仕事などで余裕がないから、甘えたり、わがままを言うことができなかったりするからだね。
だけど、子どもはそれに納得しているわけではない!

では、子どもたちは、こうした心の分裂にどう向き合っているのでしょう?
今回は、それを絵に表現している子どもを紹介するよ。

黄緑の山
鬼に攻撃されて、2つの山は涙を流している。
この絵の中には、怒って攻撃する鬼と、やっつけられて泣いている山が両価的に描かれ、本人の怒りたい気持ちと弱くて泣きたい気持ちを表しているね。
また、攻撃を跳ね返そうとする中央の人と、山を死守しようとする鬼と、2つに分裂する自分の心が表れているね。
自然なカタルシス(浄化)・アートでもあるね。

ゆい2
主人公のブタさんはウサギのかぶり物を、黄色いウサギさんは象のかぶり物をかぶっている。
絵を描いた本人は、こう話してくれたよ。
「このかぶり物をしないと、うまくやっていけないんだ」
「そして、みんな、かぶり物をかぶって、外に出ていくんだ」、ともね。

これも、コロナ下で、自分の本心を隠さざるを得ない子どもの心が表れているね。
ペルソナの仮面とあるがままの本心の分裂…。
ちょっと苦しいね。

カタルシスとは「浄化」という意味なんだけど、絵には、描くだけで、フラストレーションや不満、ストレスを発散する働きがあるね。
今回は、ちょっとそれについて説明するね。

前者の絵は、感情のカタルシスだね。
怒りや悲しさを絵にすることで、子どもは心の中のストレスを自覚し、発散させることができる。
怒りや悲しさを否認したり、抑圧したり、否定すると、解消されなかった感情が、ある時何らかの形で出てきて、混乱の原因となることがあるんだね。
子どもたちはよく、絵を描いたあとに、
「スッキリした~~~」って言うね。
ネガティブな感情が、絵を描くことによって消えたんだね。
これも、アートセラピー・マジックだね。

そして、2枚目は、「仮面を見るんじゃなくて、ホントの自分を見てほしい!」という訴えだね。
環境に順応するために仮面をつけて良い子をやっているとしても、それは、本当の自分じゃない、とちゃんと知っている。
そして、絵には、どんな絵でも、その子の本心が表れているんだね。
それを読み解き、子どもを受け止めてあげるのがアートセラピストだよ。

コロナ下では、子どもたちも「頑張らなくっちゃ」、「耐えなくっちゃ」と思うから、心の裏側の声に耳を傾けてあげる必要があるね。
次週は、第4弾として、コロナ下の過剰適応の子どもの絵について焦点をあてるね。

すべての子どもと親に愛を送ります。
愛を込めて


こんにちは、加藤です。
今日も、お邪魔しますね。
前回のコロナ下でのこどもカタルシス・アートはたくさんの反響があったよ。
うれしかったなぁ。

第2弾として、今日もコロナ下の絵から子どもたちの訴えに耳を傾けてみよう!

先日、オーロラ子ども絵画教室で、学校のことを聞くと、「給食はおしゃべりしないで食べなきゃいけないし、つまらない」、「お友だちの家に遊びに行っちゃいけないって先生が言う。一人ぼっちで、さみしいんだ」等の言葉が返ってくる。
子どもたちがコロナ下で、孤独で、がまんしている様子がうかがえるね。

こうした状況では、孤立感やファンタジーの絵も多く描かれるんだよ。
孤立感や孤独感、一人ぼっちの絵は、現状の反映だね。
人が描かれていなかったり、または、1匹だけ動物を描くという絵に表れることが多い。
そして、孤独な絵は、気持ちが抑うつ的になるので、黄色とブルーの組み合わせが使われることが多いよ。

そして、ファンタジーの絵は、それとは反対に、現実の厳しさからの逃避だね。
楽しみや喜び、自由さや解放感を感じる絵が多いね。
ファンタジーの主人公として、絵の中で遊び、夢を見、自己肯定感を高めているんだね。

孤立感やファンタジーの絵は、子どもが自然と行っている自浄作用でもあるんだ。
子どもたちは絵を描いているうちに、その世界に陶酔していく。
たとえ、最初は孤独感や苦しさ、弱さや怖さを描いていたとしても、やがては絵の中に入り、その物語を生きはじめる。
絵の中で世界を旅し、解放感や自信を得て、全然気分が変わってしまう。
これが、アートセラピー・マジックだね。

では、子どもたちの絵を見ていきましょう!

ほのか
月に向かって吠えている狼だよ。
一人ぼっちで、ちょっと寂しいかな?
硬質の材質で、狼の毛並みをこれでもかというくらい描いてあるね。
狼が本人だね。
孤高の世界で、どんなにか耐え忍び、がんばっているんだね。
フレフレ!! 一緒にいるからね。

りお
月にひもをつけて遊んでいるんだね。
これが、ファンタジーの絵だよ。
絵の中で遊ぶことを通して、コロナ下の緊張から逃げ、自由で解放的な絵という避難場所にいるんだ。
それに、絵は厳しい現実からの猶予の時間もくれるんだね。

次週もコロナ下の子どもたちの絵を紹介するよ。
次週は第3弾として、コロナ下のアンビバレンツ(両価的)な心に分裂しながら、社会適応を一生懸命しようとする子どもたちの絵について見ていくね。

すべての子どもと親に心からの愛を送ります。
愛を込めて

こんにちは、加藤ですね。
今日も、お邪魔しますね。

久々のブログなんだね!
新型コロナウィルスも3年目に入り、人々の置かれている心の状況にもきびしいものがあるね。

オーロラ子ども絵画教室でも、先日、「おしっこ、うんち、おしっこ、うんち」ってうるさいくらい言う子がいたの。
聞いて見たら、学級閉鎖で家にこもらされていたとのこと。
不満がたまっていたんだね!

今日は、コロナ下の絵から、子どもの訴えに耳を傾けてみよう!
こうした状況では、不安の絵や攻撃的な絵が多く描かれるけど、これは、心の中にある不安や不満、緊張や怒り、心の抑圧を発散し、自然と心の浄化をしているんだね。
怒りや攻撃性を絵にし、発散することで、自分自身を癒しているんだね。

絵っていうのは、攻撃性や不安を含め、心のモヤモヤをきれいにするマジックなんだ。
そして、アートセラピーというのは、このマジックという泉に身をゆだねること。
ゆだねた自分に、絵が変容を起こしてくれる。
つまり、浄化されたり、癒しが起きたり、元気をもらったり、気づきをもらえたり、自分がだれかを教えてくれたり、次の道を教えてくれる。
これが、アートセラピー・マジック!

では、子どもたちの絵を見ていきましょう!

えきしん
最近、地震がよく起きるね。
地震をきっかけに、内側にたまっていたコロナ下の不安や恐れが出てくるんだね。
左下に描かれた人物が本人だね。
「こわいよぉ、地震で揺れるの大嫌い!」

ゆい
タコ入道が墨を吐いてるね。
左側に悲鳴を上げているのが本人だね。
過度の不満や行き場のない気持ちが爆発しているね。

いどう
男の子の作品です。
たくさんの攻撃的なサメ。
そして、サメに襲われた本人の悲鳴が聞こえるね。
底知れぬ不安の中で、自制し、がんじがらめになり、我慢している。
しんどいね。

次週も、コロナ下の子どもたちの絵を紹介するよ。
次回は、コロナ下の孤立感やファンタジーの世界への逃避傾向のある絵について触れるね。
子どもたちもありとあらゆる手立てを使いながら、この状況に適応している様子は涙ぐましく…苦しそうだね。
すべての子どもと親に心からの愛を送ります。
愛を込めて

こんにちは、加藤です。
今日も、お邪魔しますね。

コロナ下のモヤモヤ発散法、第4弾として、今回は、マンダラを紹介するよ。
前回のにぎり仏は、自分の内なるセルフ(大いなる自己)にアクセスすることによって、モヤモヤが消えていくんだったよね。

今日紹介するマンダラの手法は、セルフ(大いなる自己)に直接アクセスし、それを表現する手法だよ。

マンダラは、仏教界で言うところの金剛界マンダラ、胎蔵界マンダラなど、釈迦如来を中心とする心の宇宙を図像として表したものなんだよね。

インドやチベットでは、夜明けの空に表れる7色の砂を使って、寺院や家の前に砂マンダラを描く。
そして、それは1日で崩されていくものなんだね。

それでは、オーロラの「アートセラピー・インストラクター・コース」の上級コースの受講生が作ったパーソナルマンダラを紹介するね。
自分のセルフに焦点を合わせて、中心から左右対称に花開くように自分が描きたい形を描いていく。
あなただけが描ける今ここでのパーソナルなマンダラだね。

えっ? なんでそれがモヤモヤ解消法になるのかって?
それはね…。
1.自分の心の内側に入って、心の奥にあるセルフと共に瞑想し、その中心から浮かび上がってくる色や形を表現していく。
これは、自分を超えて表れてくるものにサレンダー(手放すこと)することなんだね。
自らが大いなるものに開かれたとき、元気をもらうことができる。

2.描くということによって、大いなる宇宙に自分の指先や手を、そして筆をかしている感覚がうまれる。
自分の作品でありながら、自分のものではない。
そして、描いたあなたは宇宙と一つになっている。

3.パーソナルマンダラが出来上がると、いつの間にか自分のモヤモヤ、悩みが消えていることがわかる。そして、そのセルフになった視点から、自分の問題を眺めてみることができる。
「やだ~、こんな小さなことにひっかかっていたんだ」
「いつも同じことで不安になっちゃう。笑っちゃうよね」
「私のセルフって、こんなに元気じゃん。パワーもらっちゃった」とか
絵を描いたあと、絵からメッセージをもらえる。
自分の最高の状態がセルフで、その形になったものが、パーソナルマンダラだから…。
その後、その人にとって、良いものがよび寄せられてくるんだね!

それでは、みんなのマンダラを紹介するね。


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繊細でやさしく、あったかいね。
とっても、やわらかい。
大好き!

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何ともおもしろくて笑っちゃう。
動いているみたいだね。
それとも、目がまたたいているのかしら?


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わあ、あったかい、そして、強い。
不動の決意をしているんだね。きっと!


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万華鏡みたいにのぞいていくと、奥に引き込まれてしまう。
次の瞬間には、ガラッと変わった文様が表れるんだね。
瞬間、瞬間のいのちの輝き、きれいだね!


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どこに飛んでいくのかしら?
ふうわり、ふうわり。
どこに溶けていくのかしら?
すっーと透明になる。
何を遊んでいるのかしら?
自由な空の中にいるみたいだね!

このパーソナルマンダラを見ていると、みんな、みんな違うんだなって思う!
そして、誰の中にも最高の輝きがあるんだなって思う!
みんなのマンダラに乾杯!

みなさんも、ぜひ描いてみてね。
愛を込めて

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